ヒスチジンの一文字表記・三文字表記・コドン(His, H)
His はヒスチジンです。一文字表記は H、三文字表記は His です。標準遺伝暗号では、ヒスチジンはRNAコドン CAU、CAC に対応します。
ヒスチジンの表記と性質
- 名称
- ヒスチジン
- 一文字表記
- H
- 三文字表記
- His
- 分子量
- 155.16 Da
- 必須アミノ酸
- はい
- 帯電した側鎖
- はい
His と H の覚え方
- H はヒスチジンの一文字表記です。
- His は表、構造注釈、変異表記でよく使われる三文字表記です。
- CAU、CAC はRNAコドンです。コード鎖DNAではRNAのUに対応する位置にTを使います。
- イミダゾール環をもつ塩基性アミノ酸で、タンパク質中でプロトン移動に関わることがあります。このページでは標準遺伝暗号を基準にしています。
ヒスチジンの表記とコドンの説明
配列中でヒスチジンを読む方法
タンパク質配列では、一文字表記がよく使われます。この表記では H がヒスチジンを表します。三文字表記の His は、構造注釈、変異表記、授業資料で読みやすい表記です。
RNAコドンとアミノ酸の一文字表記・三文字表記は別のものです。RNAコドンは翻訳で読まれる3塩基の単位で、アミノ酸表記はタンパク質配列の省略記号です。標準遺伝暗号では、CAU、CAC がヒスチジンに対応します。
分類ラベルの意味
ヒスチジンアミノ酸はここでは塩基性アミノ酸に分類しています。このラベルは側鎖の性質をすばやく確認するための目安で、すべての化学的挙動を完全に説明するものではありません。
ヒスチジンは、帯電した側鎖がタンパク質表面の性質、塩橋、局所的な相互作用に関わるため確認されます。具体的な影響は、タンパク質中の位置、隣接する残基、pH、溶媒への露出、全体の折りたたみ状態によって変わります。
残基と遊離アミノ酸
タンパク質配列では、ヒスチジンは通常アミノ酸残基として扱われます。残基とは、そのアミノ酸がペプチド鎖に組み込まれ、ペプチド結合形成で対応する原子を失った状態を指します。配列表記の一文字表記 H と三文字表記 His は、この残基を示す記号です。
このページに示す分子量は遊離アミノ酸の分子量です。タンパク質の質量計算では、ペプチド結合形成で水が失われるため、残基質量を使うことがあります。
よくある混同
一文字表記 H をDNA/RNAの塩基と混同しないでください。これはアミノ酸の記号であり、コドン中のヌクレオチドではありません。
コドンを読むときは読み枠を確認する必要があります。ある読み枠でヒスチジンを指定する3塩基でも、別の読み枠では同じ意味になりません。遺伝子設計では、アミノ酸の対応を確認したうえで、生物種ごとのコドン使用頻度も確認します。
ヒスチジンのよくある質問
Hisは何のアミノ酸ですか?
His はヒスチジンです。英語名は Histidine、一文字表記は H です。
ヒスチジンの一文字表記は何ですか?
ヒスチジンの一文字表記は H です。
ヒスチジンに対応するコドンは何ですか?
標準遺伝暗号では、ヒスチジンはRNAコドン CAU、CAC に対応します。