CodonTable Team8/13/2026Updated: 8/13/2026
遊離アミノ酸とタンパク質中のアミノ酸残基の違い、配列表記や翻訳結果で残基として扱う理由を説明します。
アミノ酸残基とは
アミノ酸残基とは、タンパク質やペプチド鎖の中に組み込まれたアミノ酸単位を指す言葉です。遊離アミノ酸そのものではなく、ペプチド結合を作ったあとに鎖の一部として残っている構造を表します。
タンパク質配列で「Gly」「Ala」「M」などと書くときは、多くの場合、遊離アミノ酸ではなくアミノ酸残基として読んでいます。
遊離アミノ酸との違い
遊離アミノ酸は、アミノ基とカルボキシ基を持つ単独の分子です。タンパク質中では、隣のアミノ酸とペプチド結合を作るため、水分子が抜けた形で鎖に入ります。
| 見方 | 意味 |
|---|---|
| 遊離アミノ酸 | 単独のアミノ酸分子 |
| アミノ酸残基 | ペプチド鎖やタンパク質中のアミノ酸単位 |
配列表記では残基として扱う
タンパク質配列を一文字表記で「MAG」と書く場合、M、A、Gはそれぞれメチオニン残基、アラニン残基、グリシン残基を表します。
各アミノ酸の一文字表記と三文字表記は、アミノ酸表記で確認できます。個別の性質や対応コドンはアミノ酸一覧から確認できます。
分子量を見るときの注意
ペプチドやタンパク質の分子量を計算する場合、遊離アミノ酸の分子量を単純に足すだけでは正確になりません。ペプチド結合が1つできるたびに水分子1個分が失われるためです。
そのため、タンパク質中の「残基質量」と遊離アミノ酸の分子量は区別して扱います。