バッファー調製計算機|リン酸・Tris・PBS・TBS
目標pH、濃度、最終容量から緩衝液の組成を計算します。PBS、TBS、TE、TAEなどの配合量も容量に合わせて換算できます。
バッファー調製計算機
計算結果
酸型成分
2.354 g 無水リン酸二水素ナトリウム
塩基型成分
4.313 g 無水リン酸水素二ナトリウム
塩基型 / 酸型の比
1.549
目安のpH範囲
pH 6.2-8.2
計算例:リン酸ナトリウムバッファー
pH 7.40、100 mMのリン酸ナトリウムバッファーを500 mL調製する例です。pKa = 7.21の場合、塩基型/酸型 = 10^(7.40 − 7.21) = 1.55です。
ratio=10^(pH - pKa)=1.55
バッファーの合計量は0.05 molです。酸型NaH₂PO₄は0.0196 mol、塩基型Na₂HPO₄は0.0304 molで、無水塩ならそれぞれ約2.35 g、4.31 gです。調製後にpHを確認してください。
バッファーの種類で計算方法が異なる理由
リン酸、酢酸、炭酸、MES、HEPES、MOPSは酸塩基対の近似で計算します。クエン酸は三段階の解離平衡と電荷収支を使います。
Tris-HClはTris塩基とTris-HClの混合、またはTris塩基を溶かしてHClで滴定する方法があります。TrisのpKaは温度で変化します。
PBS、TBS、TE、TAEは既知の配合を容量に合わせて換算します。調製後に必要なpH調整と最終容量の確認を行ってください。
配合を使う前の確認事項
試薬ラベルで水和状態と分子量を確認してください。水和塩と無水塩は同じ質量では置き換えられません。
最終容量より少ない水に溶かし、必要に応じて使用温度でpHを調整してから、最終容量まで加水してください。
高イオン強度や温度依存性の高い用途では、計算値を初期配合として扱い、校正済みpHメーターで確認してください。
調製前に確認すること
計算した質量は配合の目安です。使用前に試薬の水和状態、使用温度でのpH、最終容量を確認してください。