アミノ酸を指定するコドン
RNA: AUA
DNA: ATA

AUAコドンとは - イソロイシン

AUAはイソロイシン(Ile、I)を指定するRNAコドンです。

AUAの基本情報

RNAコドン
AUA
DNA表記
ATA
対応するアミノ酸
イソロイシン(Ile、I)
アンチコドン
3'-UAU-5'

標準遺伝暗号での読み方

AUAは標準遺伝暗号でイソロイシンを指定します。

コドンは、mRNAを5'から3'方向に3塩基ずつ区切って読んだ単位です。 同じ3文字でも、読み枠が1塩基ずれると以後の区切りが変わるため、タンパク質中での意味も変わります。

DNA配列を見る場合、コード鎖のATAは転写後のRNAでAUAとして扱います。 鋳型鎖を読んでいる場合は、そのままコドンとして読まず、相補性と向きを確認してからRNA配列に直してください。

AUAATAの違い

RNA表記ではAUA、コード鎖DNA表記ではATAです。 違いはUとTだけです。RNAはウラシル(U)、DNAはチミン(T)を使います。

実験ノート、プラスミド配列、問題文ではDNA表記とRNA表記が混在しやすいため、同じ配列内では表記をそろえて確認すると誤読を減らせます。

イソロイシンの同義コドン

イソロイシンには複数の同義コドンがあります。同義コドンは同じアミノ酸を指定しますが、生物種や遺伝子によって使われやすさが異なることがあります。

配列や変異を読むときの注意点

1つのコドンだけでタンパク質全体は判断できません。開始位置、読み枠、周辺のコドンを合わせて見る必要があります。 長いDNA配列やmRNA配列を読む場合は、配列翻訳ツールで全体を確認してください。

変異を調べるときは、変化前と変化後のコドンを同じ読み枠で比較します。同じアミノ酸なら同義変異、別のアミノ酸ならミスセンス変異、 終止コドンになればナンセンス変異として扱います。挿入や欠失で読み枠がずれる場合は、その位置以降を新しい読み枠で読み直します。

このページでは標準遺伝暗号を基準にしています。ミトコンドリアや一部の生物では別の遺伝暗号表を使うことがあるため、 特殊な配列を扱う場合は対象生物の遺伝暗号表も確認してください。

よくある質問

AUAコドンは何を指定しますか?

AUAはイソロイシン(Ile、I)を指定するRNAコドンです。

AUAをDNAで書くとどうなりますか?

RNA表記のAUAに対応するコード鎖DNA表記はATAです。RNAではU、DNAではTを使うためです。

イソロイシンの同義コドンは何ですか?

イソロイシンを指定する標準的な同義コドンはAUU、AUC、AUAです。